2016年リオ五輪代表の宮川紗江選手が、
パワハラ問題調査する第三者委員会のメンバーの再考を要請しました。
理由としては
以下引用
第三者委員会の委員長に就任した岩井重一弁護士は、朝日生命が株主になっている会社の顧問弁護士も務めている。7日の会見では塚原夫妻が運営する朝日生命体操クラブとの利害関係を指摘され、「影響を受けることは全くない」と完全否定。だが、宮川の代理人を務める山口政貴弁護士は「こちらも100%、第三者委員会を信用したい。宮川選手や両親にも確認しました」と説明した。
以上のような内容でした。
宮川紗江選手プロフィール
生年月日:1999年9月10日(18歳)
出身地:東京都西東京市
血液型:B型
身長:145㎝
体重:34㎏
今回の件だけではなく、度々不祥事が起きると、第三者委員会が立ち上がるが、
その時いつも話題になるのが、第三者委員会メンバーのなかに、
まったくの第三者ではなく、関連会社の顧問弁護士などが含まれている事があります。
これでは果たして、原因究明や再発防止が本当にできるのか、
疑問に感じるところであります。
今どの位の、第三者委員会が設置されているのかを調べる、
情報のソースはないかと調べてみると、
第三者委員会ドットコムというサイトがありました。
このサイトを見て驚いたのは、すごい数が掲載されていました。
名前を聞いたことがある会社で掲載されているのは、
株式会社大林組
ヤマトホールディングス株式会社
日産自動車株式会社
日立化成株式会社
スルガ銀行株式会社
株式会社SUBARU
宇部興産株式会社
雪印メグミルク株式会社
東芝テック株式会社
日本郵船株式会社
まだまだあります。
正直こんなにあるのかと改めて驚きました。
そして、その第三者委員会が調査を十分に行い、
本当のことに迫っているのかを評価する「格付け委員会」が存在することがわかりました。
その「格付け委員会」が評価した一例が
以下引用
神戸製鋼所が、製品の検査データの改ざんを繰り返していた問題をまとめた報告書(3月公表)について、調査が十分に行われ、真相に迫れているかなどを評価する「格付け」を行い、この日、明らかにしたのです。
9人の委員の「格付け」は、4段階で最低の「D」が3人。残る6人は不合格に当たる「F」と厳しいものでした。
その主な理由は、神戸製鋼の「説明責任」でした。
久保利弁護士らは「実態を伴わない“名ばかり第三者委員会”は、逆に企業価値を毀損する」として、客観的な立場からの“格付け”が必要だと考えたのです。
引用元
【NHK NEWS WEB】“不合格”続出第三者委員会って名ばかり?
9人中なんと6人が不合格という内容です。
これではなんのための第三者委員会か、はなはだ疑問ですね。
そして、企業側は都合の悪い内容は、
できるだけ公表しないというスタンスがわかます。
まとめ
日大アメリカンフットボールの件でも格付け委員会は、
不合格のFに近いDと判定しています。
今回の、宮川紗江選手のパワハラ問題に関しても、顧問弁護士が加わっていて、
これで本当に正しい調査がされるのか、やはり疑問が残ります。
これでは有利な状況を作り出してパワハラはなかったと、
結論づけようとしているように思えてならない、というのが正直な感想です。
コメント